この溺愛、絶対ナイショです♡
家に帰ると、景斗くんは早速練習を始めた。
何度も何度も踊る姿を見て、胸が熱くなった。
頑張れ、景斗くん。
わたしは家事をしながら、景斗くんを見守った。
「景斗くん…?」
わたしがお風呂から出ても音楽が止まらなかったので、部屋を覗いた。
すると景斗くんは壁にもたれかかり、ぐったりしていた。
「景斗くん!?」
「…二葉」
「大丈夫?今、タオル持ってくるからっ」
汗でぐっしょりした服を脱がせ、わたしは景斗くんの体を拭いた。
「ごめん」
「いいよ」
「…二葉は俺の身体みて何も思わないの?」
はい?
え、逆に何を思うの?
「ドキドキしたりしないの?」
ドキドキ?
なんで?
「はぁ~…。俺のこと、まだ彼氏だと思ってないの?」
「思ってるよ!」
「じゃあ、こんなことしてもいいよね?」
景斗くんに押し倒された。
え、ええ!?
なんで?
わたしの首に景斗くんの唇が触れて、くすぐったい。
「……っん」
「こうしてもまだ何も思わない?」
思うよ!!
「分かったから、服着て。それにもう寝て」
「無理。彼女に服を脱がされる彼氏なんて聞いたことないでしょ。しかも身体拭かれるし。俺のこと意識しなさすぎ」
「そんなことないってば!」
「俺は男だよ?幼なじみじゃなくなったんだし、いつ襲われるか分からないって思ってた方が身のためだと思うけど?」
襲われる?
え、どゆこと?