この溺愛、絶対ナイショです♡
「景斗だけじゃない。僕ら全員が足りてないよ」
「…そうだな。そうと分かれば作戦会議だ。今日スタジオに集まるぞ」
「うん」
景斗とこうじゃないと。
みんなを引っ張ってくれる明るい一等星。
「で、僕たちはスター性がないって言うの?」
「あるじゃん」
巧海と洸汰は不満そうだった。
「ない。個々になきゃ意味がない」
「はぁ~?」
「景斗の言う通りだと思う。俺も兄キのライブ見て思った。俺たちには輝きが足りない」
「…俺もそう思う」
「別に俺にないってわけじゃないけど、ないんじゃないー?」
蓮、冬真、歩も賛成した。
「…はいはい、そのスター性を高めますか」
「うん」
巧海と洸汰もなんとか納得したようだ。
「これからは鏡を見て練習するぞ」
「嫌だよ、恥ずかしい」
「…それ、効果あるのか?」
「きっとあるだろ」
「まあ、リーダーの言うことは聞こう」
「そうだな」
僕たちは毎日鏡を見て練習した。
練習の成果が発揮出来るといいな。