この溺愛、絶対ナイショです♡
今日は僕らだけしかライブしないけど、明日はスペシャルゲストとして『perfect』が出演する。
なんか、僕らの存在を消されそうな予感もするがそれは置いておく。
今日のステージで今までの成果を発揮するんだ。
「じゃあね、二葉ちゃん」
「うん」
二葉ちゃんと別れると、僕たちは楽屋でスタンバイしていた。
「ぶっちゃけ二葉ちゃんと景斗ってどこまで進んでんの?」
景斗は飲んでいた水を吹き出した。
「きったねっ、衣装が汚れるだろ?」
「蓮が悪い」
「ねぇ、どうなの?」
巧海と蓮はそれが気になっていたらしい。
「僕も聞きたいな」
洸汰まで。
二葉ちゃんモテるな。
「キスしかしてねぇ…」
「ふーん?」
蓮は疑っているように景斗をチラチラ見た。
からかいすぎじゃないか?
「俺さ、振られたんだよねー。多分だけど」
「…俺も」
「僕も振られた」
歩は驚いた表情で一人一人の顔を見た。
「瞬と洸汰は知ってたの?」
「まあね」
「なんとなくだけど」
相変わらず歩は鈍いようだ。
なんとなくしか分かってなかったけど、みんな告白してたんだ。