この溺愛、絶対ナイショです♡


二人と僕らは向き合って座った。

「実は…マッサージしてもらってたの」

はい?

「二葉が背中痛いって言うから、つぼを押してたんだよ」

じゃあ、何であんな声が出るんだよ。

僕ら全員が思った。

「恥ずかしくなっちゃって、暴れてたら浴衣が着崩れて……」

「ま、まあ、そういうことだ」

どういうことだよ。

「下着が見られたんだよね……」

「はあ!?」

蓮が先に声を上げた。

「単なるラッキースケベじゃねぇか」

「…変態」

「サイテー」

罵倒されまくる景斗はポカンとしていた。

「別に俺の二葉なんだしいいだろ?」

その言葉が僕らをさらにキレさせた。

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