この溺愛、絶対ナイショです♡
「仕方ねぇんだよ」
どう足掻いたって、こうするしか…。
「…あっそ」
冬真は何を求めていたんだろう。
「気を取り直せとは言わない。早く、お前がもとに戻ることを願ってるから」
「ありがとな」
こんなとき、仲間がいてくれて良かったって思う。
家に帰ると仏壇の前に行った。
長い間、お参りしてなかったな。
手を合わせた。
父さん、母さん、俺はどうしたらいい?
あいつを泣かせたくなかった。
出来ることならもっと一緒にいたい。
ずっとそばにいて欲しい。
俺はアイドルである前に一人の人間なんだ。
一緒にいれる方法はないのかな?
俺は二葉を諦めるしかないのかな。
父さんたちが生きてたら相談できた?
いい方法が見つかった?
あいつを泣かせずに済んだ?
もう、俺には分かんねぇんだよ。