この溺愛、絶対ナイショです♡

「女の子を泣かせるなんて最低だね」

「…そうだな」

「それこそアイドル失格だっての」

「…ああ」

二人ともわたしを慰めてくれている。




「あー!瞬と冬真が泣かせてる!」

蓮くんが大声でそう言った。

「違う違う。景斗のせいだから」

「じゃあ、帰ったら懲らしめようぜ!」

「お、楽しそうじゃん!」

「賛成!あいつを痛い目に遭わせてやる!」

「たまにはいいね」

わたしはみんなの会話を聞いて笑ってしまった。

「本当に仲がいいのね」

「二葉ちゃんのお母さん、もっと景斗の黒歴史教えてください!」

「いいわよ!」



結局みんな、夜までいて楽しい一日を過ごした。

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