この溺愛、絶対ナイショです♡

「ただいまー」

景斗くんはぐったりしていた。

「おかえり」

汗の匂いがした。

今日はレッスンだったのかな?



「……風呂入ってくる」

相当疲れてるな。

そうだ!

わたしはキッチンに行った。


「この匂いは……」

景斗くんは目を輝かせた。

「え、好物しかないじゃん!
二葉ありがと!!」

「いえいえ」

今日はコロッケ、肉じゃが、コンソメスープ、炊き込みご飯を作った。

全部景斗くんが大好きなもの。

意外に質素だけど、これは景斗くんの両親が好きだったもの。

だから、景斗くんも大切にしてるみたい。
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