この溺愛、絶対ナイショです♡


そして今日は運命の時。


わたしは深く息を吸ってから、スマホを見た。


『結果発表!!!
ナンバーワンアイドルは………
rainbow!!!』



それを見て、わたしはスマホを投げた。

「やったぁ!!!!」

ついに景斗くんたちが一番になれたよ!!

二位には『perfect』がいた。

勝ったんだね!!

『perfect』に!!

嬉しくて嬉しくてバタバタしていた。



「二葉、景斗くんよ」

「え、嘘!?」

階段を降りて、玄関を見ると景斗くんがいた。

「景斗くんっ!!!」

わたしは景斗くんに抱きついた。

「おわっ…」

「会いたかった、会いたかったよ!!!」

「この間のライブにいただろ?」

「違う、アイドルじゃない景斗くんに会いたかったの!!」

わたしは大泣きした。

ついに、景斗くんに会えた。

「俺も二葉に会いたかった」

「……景斗くん」

「遅くなってごめん。お前を迎えに来た」

「遅すぎるよ、もう」

景斗くんの温もりは変わってなくて、嬉しかった。

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