この溺愛、絶対ナイショです♡

「それに、これもどうぞ」

柚子茶を渡した。

「疲れにはこれが一番だよ!
今日一日、お疲れ様」

景斗くんは俯いてしまった。

肩がプルプル震えている。


「……二葉はやっぱり」

景斗くんは全部言ってくれなかった。

「わたしがどうしたの?」

「……ううん。それより、食べていい?」

「うん」

最後まで言って欲しかった。

「……んん!美味しい!さすがだな」

「ありがとう」

さっきの言葉の続きが気になった。

だけど、聞けなくて。
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