この溺愛、絶対ナイショです♡
「景斗とキスしてたけど、やっぱり幸せなの?」
「うん」
「いいなー!俺も恋したい!!」
歩くんはやっぱり蓮くんの幼なじみだな。
明るさが一緒だ。
「歩くん、かっこいいもん。絶対彼女出来るよ!」
「そうだといいけどな!」
歩くんは少し顔を赤くした。
照れてる?
「せっかく恋愛していいって言われたんだし、しなきゃね」
え!?
そうなの!?
「どういうこと?」
アイドルって恋愛禁止じゃなかったの?
「平岡さんのお陰だよ。景斗が有言実行したから、俺らも恋愛していいって言われたんだ」
有言実行はしてたけど、どういうこと?
「あの会見前に景斗がプロデューサー言ったんだ。
二十歳までにナンバーワンアイドルになれたら恋愛することを許して欲しいって」
「プロデューサーはその条件を認めてくれた」
「それで俺らもナンバーワンアイドルになれたから、恋愛解禁ってこと!」
「景斗のお陰だよな、それに二葉さんも」
そうだったんだ。
「よかった!
みんなも恋が出来て。わたし、応援するからね!」
「うん、ありがとう」
「平岡さんに相談するね!」
「ついでに俺の恋愛テクニックも伝授してあげる」
巧海くんは歩くんをチョップした。
「お前の役に立たない恋愛テクニックとかいらないし、知りたくないから。
ほら、交代だよ」
三人は行ってしまった。