この溺愛、絶対ナイショです♡


そのあと来たのは残りの三人だった。

「あの、景斗くんは?」

「大丈夫、仕事に支障が出ないようにしてるから」

それってどういう……。

「冗談だって、まあ説教はしてるけど?」

説教?

何言われてるんだろう。

色々考えていると、冬真くんに肩を叩かれた。

「…大丈夫だ。心配しなくてもいい」

だといいんだけど。

「二年間、景斗のこと思ってた?」

「はい!」

それはもちろん。

あれから一日も忘れたことなんてなかった。

景斗くんのことを考えすぎて、逆に頭がおかしくなったぐらい。

「二葉ちゃんは一途なんだね」

「そうですかね?」

「…そうだ」

確かに景斗くんしか見えてないし、付き合うのは景斗くんしか嫌だよね。

一途なのかな?

「妬けちゃうな。そんなに思われてるなんて」

「…分かる」

「景斗だからかな?」

「多分、そうだと思う」

景斗くんじゃないといけない気がする。

「どのみち俺は振られてたんだな」

あ、返事してなかった。

「ごめん、蓮くん。返事出来なくて」

「俺がいらないって言ったじゃん!お人好しにもほどがあるよ?それに絶対付き合ってくれないじゃん?」

「そうだね…」

「…結構スパッと言うんだな」

ごめんなさい。

でも、景斗くんが好きなんだよ。
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