この溺愛、絶対ナイショです♡


なんか、とんでもないことを聞いた気がする。


「二葉っ!何もされてないか?」

景斗くんがリビングに来た。

「お前ら変なこと言ってないだろうな?」

「景斗に泣かされたり傷つけられたら、僕らのところに来なよ、とは言ったよ」

「はあ?」

「俺らはいつでもいいぞ!」

「景斗の泣き顔が見れる日を望んでいるから!」

「いつでも来てね!」

「僕らは二葉さんの味方だから」

「…分かったか?」

えーと、要するに頼ってくれと言うことなんてしょうか?

「よく分からないけど、分かった!」

そう言うとみんなに笑われた。

「分かってないじゃん」

「あんまり分かってないんだな」

「…詐欺にあうなよ」

「すぐ騙されそうだよね」

「さすが平岡さんだ」

「景斗、守ってやれよ?」

「もちろんだ。こいつは俺が一生守る」

景斗くんの言葉にドキドキしてしまった。

なんだか、プロポーズみたい…。

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