この溺愛、絶対ナイショです♡
それからは蓮くんのことで頭がいっぱいだった。
「二葉、沸騰し過ぎ」
「あ、ごめんっ」
やかんからお湯が出そうだった。
いけない。
蓮くんのことばっかり考えてた。
「どうした?何かあったの?」
「え、何もないよ!強いて言うなら蓮くんと買い物したぐらい」
「は?」
景斗くんの顔が怖くなった。
「なんで買い物デートしてるわけ?」
デートなんかしてないよ!
「たまたま蓮くんと会って、流れで一緒に買い物することに…」
「蓮の野郎…」
「け、景斗くん?」
「二葉は俺のこと嫌い?」
「嫌いなわけないよ!むしろ大好き!」
景斗くんは苦しそうな顔をした。
「…だから俺と二葉の好きは全然違うって言ってるじゃん」
「違わないもん…」
「俺は二葉に触りたい、キスしたい、独占したい、抱きしめたいとか思ってるんだよ!?
でも、二葉はそんなこと思わないだろ?」
確かに思わないけど。
「違う好きなら軽々しく好きとか言うなよ。
傷つくんだよ…」
景斗くんは自分の部屋に言ってしまった。
じゃあ、なんて言えばいいの?