この溺愛、絶対ナイショです♡
この痛みの正体が分かったのは二葉ちゃんと買い物に行ったときだ。
二葉ちゃんは俺といるのに景斗のことばかり考えているようだった。
それがすごく嫌で。
もしかして、嫉妬か……?
そのときは気になってる程度だった。
好きになったのは、プラネタリウムで二葉ちゃんが俺を認めてくれたからだ。
『…ステージの蓮くんはすごく輝いてるよ。だから、自信持って』
俺にも言われなかったその言葉を聞いて、涙が出るくらい嬉しかった。
二葉ちゃんが笑うと花が咲くみたいに辺りが明るくなる。
この子だから人見知りの景斗が溺愛してるんだ…。
でも、ごめん。
俺、気づいたんだ。
二葉ちゃんのことが好きだって。
俺は二葉ちゃんと唇を重ねていた。