この溺愛、絶対ナイショです♡

「あ、景斗くん帰ってたんだ」

いつにも増して可愛い。

そう思うのは二葉が風呂上がりだからだろうか。

こんな姿見慣れてるはずなのにな。

「ただいまぐらい言ってよね」

「悪い」

こいつ、可愛いことばっかり言うよな。

「なあ、二葉」

「ん?なぁに?」

「この間のもっとしてってどういう意味?」

二葉は慌てていた。

「えーと、ね!あれはね、その、えっと…」

二葉は恥ずかしそうにもじもじした。

「……景斗くんのキスが上手すぎて、なんというか…その、気持ちよかったの…」

はぁ、もうこいつは何なんだよ。

俺は我慢できなくなって、二葉を抱き寄せた。

「…下げたり上げたり、一体何がしたいんだよ」

「…え、えっ、と…景斗くん?」

「押さえるの無理だから」

「あ、いや、ちょっと…んっ」

「お前が悪い」

「……っ」

腕の中の二葉に何度もキスをした。

顔が真っ赤になっているけど、すごく幸せそうだった。

俺に気持ちがないくせに思わせ振りなことばっかしやがって。
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