この溺愛、絶対ナイショです♡

なんか悪いな。

わたしは受け取ると、家に帰ろうとした。

「またね」

「待って!」

今度は何?

「もう少し話しちゃダメかな?」

か、可愛い!

でも、巧海くんって中三だよね。

そんな子を夜に引き留めていいのだろうか。

「僕のことは心配しないで。これでも男だから」

「分かった」

家に入れるわけにもいかないから、近くの公園のベンチに座った。

「ごめんね」

「いいよ。家に行って景斗と鉢合わせしても嫌だし」

そうなのかな?

「そっか。わたしに何か話すことでもあるの?」

「僕と一緒にいて欲しいんだ」

え?
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