好き、なんだよ。
と、そんな愚痴を言える相手が増えたことは最近の1番の収穫だった。
6月中旬になり、大会が近づいて来たこともあって由紀ちゃんは昼休みも練習するようになった。
由紀ちゃんがいなくなって寂しくなるだろうと覚悟していたのだけれど、その穴を埋めてくれたのは、樋口くんだった。
お昼を一緒に食べた後は、吹奏楽部の昼練の様子を撮影しに行ったり、その予定がない日は勉強を教えてもらったりしている。
バカな私とは違ってトップクラスの成績で高等部に来た彼は、文系クラスにいるのがもったいないくらいの理系より男子だ。
なんで文系を選んだのか聞いてみたことがあったのだが、樋口くんは、「知らないことを知りたいから」となんとも素晴らしい答えが返ってきた。
新しいことを学び続ける姿勢や1つのことを探究し続ける姿勢は尊敬に値する。
話していても頭の良さを感じるし、話をちゃんと聞いてくれるから私は樋口くんといると安心する。
居心地が良いから、心が冷静さを取り戻し、浄化されていっているような気がしていた。
6月中旬になり、大会が近づいて来たこともあって由紀ちゃんは昼休みも練習するようになった。
由紀ちゃんがいなくなって寂しくなるだろうと覚悟していたのだけれど、その穴を埋めてくれたのは、樋口くんだった。
お昼を一緒に食べた後は、吹奏楽部の昼練の様子を撮影しに行ったり、その予定がない日は勉強を教えてもらったりしている。
バカな私とは違ってトップクラスの成績で高等部に来た彼は、文系クラスにいるのがもったいないくらいの理系より男子だ。
なんで文系を選んだのか聞いてみたことがあったのだが、樋口くんは、「知らないことを知りたいから」となんとも素晴らしい答えが返ってきた。
新しいことを学び続ける姿勢や1つのことを探究し続ける姿勢は尊敬に値する。
話していても頭の良さを感じるし、話をちゃんと聞いてくれるから私は樋口くんといると安心する。
居心地が良いから、心が冷静さを取り戻し、浄化されていっているような気がしていた。