好き、なんだよ。
そして、あの時、


オレは夏音が保健室に行っていて視界が朽木奈和だけになった、あの瞬間......


名前を叫んでしまった。



「奈和、任せた!!」



朽木...


勘違いとかじゃないからな。


あの時オレは、


オレは完全に


奈和と呼んでいた。


オレは朽木奈和を


やっぱり......


許したいんだ。


そして、


もう1度、


朽木に......


朽木奈和に......


笑ってほしいんだ。

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