好き、なんだよ。
その翌日。


小人たちが仕事に出掛けたのを見計らい、白雪姫が生きていると知った継母が老婆の姿でやってくる。


その手には毒リンゴが握られていた。


数日間何も食べていないと言う老婆を不憫に思い、家の中に入れてしまう白雪姫。


何も知らない白雪姫は手料理を振る舞う。


全てあっという間に平らげた老婆はお礼にと言ってリンゴをひとつ置いて出ていく。


老婆が帰ったところで白雪姫は美味しそうだと思い、一口口にしてしまう。



「う...うう...」



白雪姫はそのまま倒れた。


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