好き、なんだよ。
会場がざわつく。


私の心はもうバリバリに割れていた。


その破片が刺さってズキンズキン痛む。


しかし、物語は続く。


キスによって目覚めた白雪姫は王子の求婚を承諾する。


自分を1度殺したのは継母だと分かっていたが、彼女を結婚式に招待した。



「私は誰も恨みたくありません。あなたは私より何倍も強い。その魔力で人々を癒し、幸せにしてあげて下さいませんか?そうしたらあなたは気持ちまで美しくなれますよ。一緒に国を豊かにしましょう」



その言葉に改心した継母は魔法を人々のために使うようになった。


白雪姫と王子の政治により、国はますます発展していったのであった。

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