好き、なんだよ。
「まぁ、暇だけど」
「だよな。朽木が忙しい訳ないよな~。よしっ、じゃあ出発だ。行くぞ」
私は彼の後ろ姿を見つめた。
昔からちっとも変わっていない。
小さいけど大きくて、
たくましくて、
飛び込みたくなる背中だ。
出来ないんだけど、
そんなことを思ってしまう。
思うだけなら罪にならないから、
私は思いを募らせる。
「おい、朽木!何してんだよ?早く来いよ!」
行くよ。
呼ばれたらどんな手段を使ってだって行くから、
だからお願い。
待ってて。
私が追い付くのを
ただ待ってて。
「ごめん。今行く」
私はそう言い、カバンを肩にかけ直し、走り出した。
「だよな。朽木が忙しい訳ないよな~。よしっ、じゃあ出発だ。行くぞ」
私は彼の後ろ姿を見つめた。
昔からちっとも変わっていない。
小さいけど大きくて、
たくましくて、
飛び込みたくなる背中だ。
出来ないんだけど、
そんなことを思ってしまう。
思うだけなら罪にならないから、
私は思いを募らせる。
「おい、朽木!何してんだよ?早く来いよ!」
行くよ。
呼ばれたらどんな手段を使ってだって行くから、
だからお願い。
待ってて。
私が追い付くのを
ただ待ってて。
「ごめん。今行く」
私はそう言い、カバンを肩にかけ直し、走り出した。