好き、なんだよ。
高1の時は至って普通に接していた。


朽木が悩んでたら、オレが問題の解き方を教えてやったり、オレは帰宅部で朽木は放送部の幽霊部員みたいなもんで、お互いバイト戦士だったからバイトの愚痴を言いながら途中まで一緒に帰ったり...。


そっか、


バイトか。


あいつもバイトしてるんだもんな。


それで疲れてんのかもしれない。


なのにオレは...。


オレはまたあんなことを。


てか、そもそも関わらなきゃいいんだ。


視界に入ってもまた去年のあの頃みたいに無視していればいいんだ。


そうだ、それだよ。


あいつに干渉する必要ない。


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