With you~駆け抜けた時・高1 春&夏編~
通い慣れた中学の前を過ぎ、更に歩くこと約10分。見えて来たのが明協高校、神奈川県某所にある。ここが今日から、私達の通う学校だ。
「着いたね。」
「うん。」
校門をくぐり、出迎えの教職員に、保護者は後から来ることを告げて、書類をもらうと、私達はそのまま中に進んだ。
「あっちが掲示板じゃないかな?」
人だかりが出来ている方向を、私は指差す。
「そうだね、行ってみよう。」
私達は自然と駆け出していた。予想通り、クラス分け表が貼り出されていたその場所には、私達のように友達同士で見ている子も、親と見てる子もいた。
「あ、C組だよ、私達。一緒だよ、よかったね。」
「本当だ。これで4年連続、改めてよろしくね、ミッチャン。」
「こちらこそ。」
ホッとしたように笑顔を交わした私達は
「クラスを確認した人は、こちらに進んで下さい。」
という案内の声に従って、校舎に入った。
教室に入った私達は、五十音順に並んでいる席から、自分達の名前を見つける。
それは、3年前と同じ状況。中学の入学式の日、前後左右の席がたまたま全部男子で、ちょっと戸惑っていた私に、後ろから久保くんが話し掛けて来てくれたのが、私達が仲良くなるキッカケだった。
「着いたね。」
「うん。」
校門をくぐり、出迎えの教職員に、保護者は後から来ることを告げて、書類をもらうと、私達はそのまま中に進んだ。
「あっちが掲示板じゃないかな?」
人だかりが出来ている方向を、私は指差す。
「そうだね、行ってみよう。」
私達は自然と駆け出していた。予想通り、クラス分け表が貼り出されていたその場所には、私達のように友達同士で見ている子も、親と見てる子もいた。
「あ、C組だよ、私達。一緒だよ、よかったね。」
「本当だ。これで4年連続、改めてよろしくね、ミッチャン。」
「こちらこそ。」
ホッとしたように笑顔を交わした私達は
「クラスを確認した人は、こちらに進んで下さい。」
という案内の声に従って、校舎に入った。
教室に入った私達は、五十音順に並んでいる席から、自分達の名前を見つける。
それは、3年前と同じ状況。中学の入学式の日、前後左右の席がたまたま全部男子で、ちょっと戸惑っていた私に、後ろから久保くんが話し掛けて来てくれたのが、私達が仲良くなるキッカケだった。