With you~駆け抜けた時・高1 春&夏編~
⑤
練習が終わり、後片付けも終わると、辺りはもう真っ暗。あれだけ居たギャラリーもいつの間にか、グラウンド周辺から姿を消していた。
監督から、簡単な締めの言葉があって、今日はこのまま解散。
「どうだった、初日の感想は?」
すると、河井先輩が私に声を掛けてくれる。
「はい、いろいろ教えていただいて、本当に助かりました。ありがとうございました。」
そう言って、私が頭を下げると
「みどりちゃんは覚えがいいし、フットワークもいいし、きっといいマネ-ジャ-になれる。期待してるからな。」
「はい。」
「じゃ、お先に。」
「お疲れさまでした。」
そんなことを言って、河井先輩は私から離れて行く。
他の部員達も、挨拶を交わしながら、三々五々グラウンドから出て行く。そして、気が付くと私と松本くんと久保くん、1年生3人だけになっていた。
「お疲れ。」
「お疲れ。松本くんってサ-ドなんだね。」
声を掛けてくれた松本くんに、私がそう言うと
「うん。兄さんの影響でね。」
「お兄さんの?松本くん、お兄さんがいるんだ。」
「うん、だいぶ年が離れてるんだけど。うちの学校のOBで、やっぱりサ-ドやってたんだ。」
「そう、なんだ・・・。」
その松本くんの言葉に、私が内心ハッとしていると
「さぁ帰ろうよ。グズグズしてると部室、鍵かけられちゃうよ。」
と久保くん。
「そ、そうだね。じゃ行こう。」
私達も急いで、グラウンドを出た。
監督から、簡単な締めの言葉があって、今日はこのまま解散。
「どうだった、初日の感想は?」
すると、河井先輩が私に声を掛けてくれる。
「はい、いろいろ教えていただいて、本当に助かりました。ありがとうございました。」
そう言って、私が頭を下げると
「みどりちゃんは覚えがいいし、フットワークもいいし、きっといいマネ-ジャ-になれる。期待してるからな。」
「はい。」
「じゃ、お先に。」
「お疲れさまでした。」
そんなことを言って、河井先輩は私から離れて行く。
他の部員達も、挨拶を交わしながら、三々五々グラウンドから出て行く。そして、気が付くと私と松本くんと久保くん、1年生3人だけになっていた。
「お疲れ。」
「お疲れ。松本くんってサ-ドなんだね。」
声を掛けてくれた松本くんに、私がそう言うと
「うん。兄さんの影響でね。」
「お兄さんの?松本くん、お兄さんがいるんだ。」
「うん、だいぶ年が離れてるんだけど。うちの学校のOBで、やっぱりサ-ドやってたんだ。」
「そう、なんだ・・・。」
その松本くんの言葉に、私が内心ハッとしていると
「さぁ帰ろうよ。グズグズしてると部室、鍵かけられちゃうよ。」
と久保くん。
「そ、そうだね。じゃ行こう。」
私達も急いで、グラウンドを出た。