どうやったらアタシヲアイシテクレル?


~土曜日~

「そろそろ車の免許とりにいかないとなぁ。」
「え。馨!もうとりにいくの!?」
「うん。お母さんからも言われているしいこうかなと。」
「そっかぁ。がんばってよぉ?」
「ありがとうね。」

そんな話を紗理奈としていた2年生の12月。18歳からの免許で1月から自動車学校に通うことになる。あー。ダルいとか勉強やだなって思ったりもしたけどないよりあったほうがいいなと思って免許をとる覚悟をしていた。


~1月~

「あぁー。やっと午前中終わった。やっぱ勉強とか苦手だぁ。ささっと昼ごはん食べて携帯でもいじろうっと。」

そう、この時兄から教えてもらったゲームのアプリでラクガキをいろんな人とできるという物があってそれで話すがあたしには楽しかったのだ。

「さーてと、今日は。おぉ。1356人もやってるんだ(笑)
どんな人とラクガキ出来んかな。」

そのアプリのでは仲良くなった人とメーアド交換もしていて毎回話す相手も何人かできた。

「お、歳25才だぁ。男の人で埼玉かぁ(笑)ここは静岡だし会うことはないな(笑)」

だんだん仲良くなったその人とは連絡を交換し毎回連絡するようになった。
その男性は、拓斗《タクト》。
のち、あたしが胸の中いっぱいになってしまった人物だ。

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