メーティスの猛毒
三 秘められた猛毒
その夜、玲奈と透が食後にコーヒーを飲みながら仕事だった美咲に昼間の出来事を話していると、村田刑事が入ってきた。
「動物の不審死の謎がわかったってどういうことだ?」
「えっ!?わかったの!?」
村田刑事だけでなく、透や美咲も驚く。玲奈は「こんなことが本当にあるなんて思わなかったがな……」と呟いた。
「どうして動物が死んだの?」
美咲の問いに対し、玲奈は透を見て口を開いた。
「香奈さんの家に行った時、ナスに接ぎ木がしてあったのは覚えているな?」
「うん。それがどうした?」
「あの接ぎ木してあった木……あれは……チョウセンアサガオだった」
玲奈の言葉に、村田刑事は首を傾げ、透と美咲は目を見開く。それは恐ろしい猛毒を持った植物だからだ。
経口後わずか三十分ほどでその症状は現れる。口の渇き、心拍促進、麻痺、頻脈などが起こり、最悪の場合は死に至る。
「ちょっ、ちょっと待てよ!じゃあなんで香奈さんはナスを食べているはずなのに生きてるんだ!?」
「動物の不審死の謎がわかったってどういうことだ?」
「えっ!?わかったの!?」
村田刑事だけでなく、透や美咲も驚く。玲奈は「こんなことが本当にあるなんて思わなかったがな……」と呟いた。
「どうして動物が死んだの?」
美咲の問いに対し、玲奈は透を見て口を開いた。
「香奈さんの家に行った時、ナスに接ぎ木がしてあったのは覚えているな?」
「うん。それがどうした?」
「あの接ぎ木してあった木……あれは……チョウセンアサガオだった」
玲奈の言葉に、村田刑事は首を傾げ、透と美咲は目を見開く。それは恐ろしい猛毒を持った植物だからだ。
経口後わずか三十分ほどでその症状は現れる。口の渇き、心拍促進、麻痺、頻脈などが起こり、最悪の場合は死に至る。
「ちょっ、ちょっと待てよ!じゃあなんで香奈さんはナスを食べているはずなのに生きてるんだ!?」