君の専属被写体モデル。
第1章 過去



独りぼっちだった。

思い返せば、どの時も、私は独りだった。




幼稚園。

その頃に流行っていた、プリキュンのアニメを見ていなかった。

それだけで、仲間に入れてもらえなかった。


家に帰って、泣きながらお母さんに言った。
「プリキュン、今度の日曜日に見るから、早起きする……」


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