君の専属被写体モデル。
第2章 出逢い
美容師の夢を諦めた私。
専門学校を退学し、追い詰められていた私。
学生でもない。
社会人でもない。
中途半端な立ち位置。
美容室の雰囲気が好きで、将来、そういう美容院室で働きたい。
そう思っていた、美容室にすら行けなくなってしまった。
部屋に引きこもる私。
外との繋がりはインスタグラムだけだった。
雑誌を買いに本屋へ行けない私は、インスタグラムから情報収集していた。