君の専属被写体モデル。
DMを送ってから、数日経った頃。
通知が来た。
インスタグラムの通知だ。
開くと、DM1件。
アオイさんからだ!
私は、ベッドで横になっていた体を起こし、DMを読んだ。
『返事が遅くなってしまってごめんなさい。構想を練っていました。急ですが、明後日、被写体をお願いできますか?』
即座に返事をした。
何も考えず。
考えているとしたら、アオイさんが撮る写真のこと。
『明後日! お願いします!』
『ありがとう』
それから、数回のやり取りで、集合場所や持ち物を確認した。
楽しみ。
久しぶりに楽しみが出来た。
私は、伸びっぱなしの髪の毛を整えるために、久しぶりに美容室へ行った。