禁断プラトニック~元若頭が惚れたのは女子高生~
「恋人の件は……そうだな。お前が頑張って高校を卒業したら考えよう」
「本当? 高校なんて辞めちゃおうかなって思ってたけど、なんとかやってみようかな」
「ああ、そうしろ。にしても、卒業までにはまだまだ遠いから……」
俺はそこで言葉を切ると、彼女の耳元に唇を寄せて「今、練習してみるか」と囁いた。
みりの頬がぶわっと赤く染まったのを愛らしく思いながら、小さな顔を両手で包み込んで、今度は自分からキスを仕掛けた。
何度か彼女の唇を啄むうち、眼鏡が邪魔になって片手で外す。そしてスーツの胸ポケットに引っ掻けると、これからが本番、とばかりにみりの柔らかな唇を貪った。
甘い香り、濡れた吐息、苦し気に寄せられた眉……。彼女が女子高生だと忘れてしまうほど煽情的な姿に、頭の芯がしびれる。
車の中に戻って、めちゃくちゃに彼女を乱してしまいたい。俺なしではいられない体に開発してやりたい。そんな危ない妄想までも膨らんでくる。
……やっぱり、長らく続いていた禁欲生活効いているらしい。