キミだけはずっと傍にいて。
Prologue


ここは、特別寮の冬舞くんの部屋……




もちろん、わたし冬舞くんの二人きり。


「…どうしてそんなに離れて座るの?」


「…っだって、は、恥ずかしいから…//」


わたしは、冬舞くんを直視出来なくて、俯いた。


「…かわいいね、ゆうなは。」


そう言いながら、わたしを腕の中に閉じ込める冬舞くん。


そう言う冬舞くんの表情と声は、これでもかってほど甘くて。


わたしの顔は、あっという間に赤く染まってしまう。




「…ゆうな。キミだけは俺から離れて行かないで…。キミは…キミだけはずっと傍にいて…」


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