キミだけはずっと傍にいて。

冬舞くんはこんなにサラッとすごいこと言っちゃうけど、実際はわたしのこと、どう思ってるんだろう……


好きな人とかいるのかなっ…?


そう考えただけでわたしの心はズキッと痛んだ気がした。


「…ゆうな、そんな難しい顔してどうしたの?入らないの?」


冬舞くんは怪訝そうにわたしの方を見ている。


いけないっ…


今は勉強を教えてもらうためにきたんだからっ…


「ううん、なんでもないよ。えっと、お、お邪魔します…」


「ん。適当にその辺に座ってて。お茶入れてくるから。」


「え…!そんなの全然気にしなくていいよっ…」


勝手に押しかけてきて部屋に上がらせてもらってるのはわたしなのに…
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