キミだけはずっと傍にいて。

すると、冬舞くんはわたしの頭の上にポンと手をのせた。


「僕、言ったよね?ゆうなのためならなんでもするって。だから、ゆうなが気にする必要なんてないの。分かった?」


そう言う冬舞くんの声が甘すぎて。


「うん…分かった…//」


わたしは頷くしかなかった。


うぅぅ…

頬が熱い……


わたしはお茶を入れる冬舞くんの後ろ姿をぼんやりと眺めていた。


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