キミだけはずっと傍にいて。

「いい?この学園にはティーパーティーっていうお茶会みたいなのがあって、学園内の敷地にある大きな庭で開かれるの。」


へ、へ……

随分本格的なんだね…


「それで、そのお茶会でもてなすのは、学園内で投票して選ばれた男子生徒5、6名って決まりがあるらしくて。」


「え、男子じゃなきゃダメなんだ…」


「そうなの!それで今回選ばれたのがなんと!小栗先輩、速水先輩、柳川くん、南くん、松雪くん、月見山くん!」


な、なるほど…って!


それってもろに特別寮のメンバーじゃない……!?


しかも当たり前だけど、冬舞くんも入ってる…


「あ、ゆうなは知ってる?小栗先輩と速水先輩と月見山くん。」


し、知ってるけど、ここで知ってますとは言えない…


特別寮以外でほとんど接点ないし……あはは。
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