キミだけはずっと傍にいて。
♯ 第8話

「僕は、何があってもゆうなの味方だから。」


*ゆうなside*



「ゆうなちゃーん。これ、あそこに持っていって〜。」


「あ、はい!」


「ゆうなちゃん、次これお願い。」

「ゆうな、その次ちょっといいか?」


「分かりました!」


い、忙しすぎるっ……


わたしは今、明日のティーパーティーの準備を手伝っている。


なんでこうなったのかというと………




数日前。


「え?わたしにティーパーティーの準備を手伝ってほしい?」


みんなで夕飯を食べている時、竜司先輩から言われた言葉にわたしは目を丸くした。


「わ、わたしがですか…?」


「そう。もうティーパーティーまで時間もないし、俺たちだけじゃ何かと大変なんだ。だから、ゆうなちゃんにも手伝ってもらえないかなって。」
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