キミだけはずっと傍にいて。

写真撮影をオッケーした途端、みんな写真を撮るのに夢中になっていて、シャッター音が鳴り止むことがない。


「なんかこれはこれで大変そう…。それにシャッター音がちょっと耳障り……」


だって、終始カシャカシャ言ってたら、耳がおかしくなりそう…


「まあまあ。これもティーパーティー終わるまでだから、お互い頑張ろ!」


「晴希さん……」


なんか今、晴希さんが神様みたいに輝いている。


やっぱり、汐音ちゃんの言う通り、心の癒しは必要だね。


「はい、頑張ります!」


わたしはこの宣言通り、ティーパーティーが終わるまでひたすら手を動かし続けた。


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