キミだけはずっと傍にいて。

それにしても、ティーパーティーに来ていた女の子たちが羨ましい。


わたしも冬舞くんとの写真、思い出がほしい。


自分で提案しておきながら、女の子たちを羨むなんて、我ながらバカだと思う。


冬舞くんを好きになればなるほど、あれもこれもという欲が出てきてしまった。


恋をすると、周りがつい見えなくなってしまったり、欲張りになってしまう、という以前美桜ちゃんが言っていた言葉は本当だったみたい。


冬舞くんに自分の気持ちを伝えないで終わるのはイヤだ。


だけど、わたしは冬舞くんに好きじゃないと言われたとき、立ち直れるのかなぁ…


…いや、絶対無理な気がする。


わたし、きっと冬舞くんにそんなこと言われたら、生きていけない。


大袈裟かもしれないけど、それくらい冬舞くんのことが好きで、振られてしまうことを恐れている。
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