キミだけはずっと傍にいて。
うっ…
そ、そうだよね…
こんな顔してなんでもないなんて、自分でも苦しい嘘だとは分かっていた。
だけど………
「ごめん、ね……。冬舞くんには言えない、かな……」
でも、それは冬舞くんが嫌いだから、じゃないの……
だから…だから…それだけは誤解しないで………
溢れてしまいそうになる言葉を、自分の心の中に押しとどめる。
「……そっか。いいよ、無理して話す必要はないんだから。でも、僕は、何があってもゆうなの味方だから。それだけは覚えておいて。」
……っ
冬舞くんっ……
冬舞くんの優しさは嬉しいです…
だけど、今はその優しさが辛いよ、冬舞くん……───
.
*
.