キミだけはずっと傍にいて。
コンコン
「あ、はーい。」
わたしはてっきり晴希さんだと思って返事をした。
だから、部屋に入ってきた人物を見て驚いた。
「ど、どうして冬舞くんが……。もう学校行く時間、とっくに過ぎてるよ……?」
だけど、冬舞くんは何も言わずにわたしの方へ近寄ってくると、寝ているわたしの頭を優しく撫でた。
「へっ……」
わ、わたし、なんで頭を撫でられてるの…?
冬舞くんって、頭を撫でるの癖なのかな…?
結構よく撫でてるし…
…って、それよりも。
「と、冬舞くん…あの…学校行かないの……?」
「……ゆうなが風邪引いて寝込んでるのに、学校なんていってらんないでしょ。」