キミだけはずっと傍にいて。

わたしにはいつも優しくて、ふわりと笑顔を見せてくれる冬舞くん。


わたしは特別なんだと言ってくれたことが前は嬉しかった。


だけど…今はその優しさが辛いんだ……


冬舞くんの気持ちが分からないからこそ…




ねぇ、冬舞くん………


わたしは、あなたにとってどんな存在……?


大切な友達……?




それとも、わたしのこと、ちゃんと女の子として見てくれてる……?


思い切って聞くことができればいいのに…


わたしがヘタレなために聞けない…




ギュッ


「え……?」


一瞬何が起こったのか分からなかったけど、気付いてた時には冬舞くんに抱きしめられていた。

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