キミだけはずっと傍にいて。

『わあ、すごくきれいなお花だよ!みて、ひーくん!』


『ほんとだ。ゆうなはお花が好きだな。』


『うん!おかあさんがすきだから、ゆうなもだいすきなの!』


『じゃあ、この花の名前、知ってるか?』


『ううん、しらない…』


『この花はアガパンサスっていうんだよ。』


『あがぱんさす?』


『うん。花にはひとつひとつに花ことばっていうのがあって、このお花には、恋のおとずれとラブレターっていう意味があるんだよ。』


『なにそれ…?でも、ひーくんすごい!』


『そんなことないよ?きっとゆうなもいつか分かるようになるよ。』
< 150 / 296 >

この作品をシェア

pagetop