キミだけはずっと傍にいて。

そう、だよね…


ずっと友達だと思っていたわたしから告白されたんだもん。


当然の反応だよ。


わたしも冬舞くんの瞳をじっと見つめ返す。


ほんとは、すごく恥ずかしい。


しかも…こんな至近距離から見つめられて。


でも…大丈夫。


今のわたしには、魔法がかかってるから。




「わたし…冬舞くんが好き、なの。友達じゃなくて、一人の男の子として……」




「………それ、ほんと？」


かなり長い間の沈黙の後、冬舞くんの、まるで信じられないというような声が聞こえてきた。


それに対して、わたしは迷うことなく答える。


「うん、ほんとのほんと。大真面目だよ。気付いたら、いつの間にか冬舞くんに恋してたの。」


そう言った瞬間、今までにないほど強くギュッと抱きしめられた。