キミだけはずっと傍にいて。
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“キーンコーンカーンコーン”
4時限目の終わりを告げるチャイムの音がなる。
その音と同時に先生は教室から出て行き、生徒も一斉に動き出す。
「食堂行こうぜー!」
「疲れた〜。」
授業の静けさから一変、教室はガヤガヤとうるさくなる。
わたしも早く屋上へ行かないと。
あの後、どうするか迷ったけど、一か八か行ってみることにした。
美優ちゃんや汐音ちゃんに勘づかれる前にさっさと行かなきゃ…!
わたしは二人に気づかれる前に小走りで教室から屋上へと向かう。
「…やっぱり絶対怪しいよね、ゆうな。」
「うん。何かを隠してるのバレバレだもん。」
と美優ちゃんと汐音ちゃんがわたしの後ろ姿を見て、こんな会話をしていたことには気づかなかった。