キミだけはずっと傍にいて。
顔を上げると、冬舞くんの真剣な瞳とぶつかる。
だけどその瞳は微かに不安で揺れていて。
不安に思いながらも、わたしに聞いてほしいのだと分かり、コクンと頷く。
「…でもその代わり、わたしの話も聞いてほしいの。わたしも冬舞くんとすれ違うのはイヤだから。」
今朝のわたしの気持ちと自分なりに出した結論を、ちゃんと言わなきゃ。
わたしは…冬舞くんとずっと一緒にいたいって。
「……分かった。ゆうなの話も聞くよ。……さっきの続きだけど、僕は朝、その…ゆうなに笑顔で行ってきますって言われた晴希さんに嫉妬したんだ…」
……え?
わたしは思いがけない冬舞くんの言葉に、ポカンとしてしまった。
それからじっと冬舞くんを見つめる。
「〜〜っ////あんまこっち見ないで。恥ずかしいから。」