キミだけはずっと傍にいて。

え、えー……

なにその考え方……


エリート校とイケメンって関係なくない……?


…いや、そうでもないのかも。


実際特別寮のメンバーは全員かっこいい。


まあわたしの中では冬舞くんが一番かっこいいけどっ……あ。


そこまで考えて、あることに気づいた。


わたし、彼氏ができたこと、美桜ちゃんに言ってないっ…


ど、どうしようっ…


恥ずかしくて彼氏ができたなんて言えないっ……


冬舞くんのことを思い出して、わたしの頬はじわじわと赤く染まる。


「え、ゆうな、顔真っ赤!もしかして……イケメンがいたの?それでそのイケメンにやられたとか!?」


「ちょっ…美桜ちゃん落ち着いてっ。」


すぐさま食いついてくる美桜ちゃんを、慌てて落ち着かせる。
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