キミだけはずっと傍にいて。

その体は震えていて、まるで何かに対して怖がってるみたいだった。


わたしはゆっくり冬舞くんの背中に手を回して、さっきひーくんがやってくれたように、優しく背中をさする。


「大丈夫、わたしはここにいるよ……」


冬舞くんが落ち着くまでずっと背中をさすりながら、何度も声をかけ続けた。




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「……ありがとう、ゆうな。もう大丈夫。」


「……そっか。でもわたしがもうちょっとこうしてたいから、いいかな？」


「……うん。」


やっぱりわたしは、冬舞くんが傍にいるだけでもすごく幸せだって思う。


この温もりさえあれば、最悪なにがあっても生きていけるんじゃないか、とまで思ってしまうんだ。




「……聞かないんだね。」


「ん？なにを……？」