キミだけはずっと傍にいて。
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HRが終わってすぐ。
わたしのところに、二人の女の子がやって来た。
「ねえ、綾瀬さんだよね?わたし、木立 美優 (こだち みゆ)。よろしくね。わたしのことは美優って呼んでくれていいから。」
背が少し高めで、落ち着いた雰囲気の美人な女の子だ。
「よろしく…えっと…美優ちゃん?」
「こちらこそよろしく、ゆうな。」
そう言ってにっこり笑った美優ちゃんは、まるで女神様のよう。
「わたしは三塚 汐音 (みつか しおね)。汐音って呼んでね、ゆうな!」
か、可愛い…!
美優ちゃんは女神様みたいだけど、汐音ちゃんは天使みたい。
「うん。よろしくね、汐音ちゃん。」
二人が話しかけてくれたことが嬉しくて、わたしも自然と笑顔になった。