キミだけはずっと傍にいて。
「ねえ、ゆうなって柳川くんと南くんと知り合いなの?」
「あ、それわたしも思った!柳川くんはともかく、南くんが女子のこと気にかけることなんて絶対ないからさ。」
うっ……
やっぱりそこ気になるよね…あはは。
二人ともすごく興味津々だし、特に汐音ちゃんは目が輝いて見える。
「いや…知り合いっていうほどのものじゃないよ。昨日たまたま会って少し話しただけだから。多分、転校生だから気にかけてくれてるんじゃないかな?」
「そうだよね、びっくりした。」
「でもちょっと羨ましいなぁ〜。わたしも転校生だったら優しくしてくれたのかな〜。」
汐音ちゃんの目がハートになってる…
自分でも分かってる。
転校生で、特別寮のメイドだから気にかけてくれてるだけだって。
でも、あからさまに言われるとちょっと傷つくかも…あはは。