キミだけはずっと傍にいて。

「え、えっと…そうですよね。お、お邪魔します…」


わたしは南くんが笑ってくれたことに少なからず動揺していて、さっきから何度も噛んでいた。


「プッ…何？緊張してんの？」


「え！？い、いや…その…してないでひゅ…」


え、ちょっ…なになに！？


いつも…っていうかさっきまでツンツンしてたのに…！


しかも、思いっきり噛んでしまった……！

なんと恥ずかしいぃ〜……



わたしが一人顔を赤くして俯いていると、南くんからの視線を感じた。


「……ねえ。ゆうなはさ、俺のこと好き？」




………え？


突然された質問の意図が分からなかった。


それに、さらっとわたしの名前っ……


少しびっくりしたけど、わたしは正直に答える。