キミだけはずっと傍にいて。

気づいたら、わたしはこんなことを言っていた。


でも、今言ったことは嘘じゃない。


わたしは、一人の人として南くんが好き。


昨日会ったばかりだけど、わたしは南くんのことが…なんていうんだろう…とにかく気になっていた。


南くんはわたしの方を見て目を見開いている。


どうしたんだろう……?


わたしの言葉に何か驚くところなんてあった……?


分からなくて首を傾げる。


「……やっぱりゆうなって変わってるね。友達になりたい、か……。女子にそんなこと、初めて言われた……」


……わたしってそんなに変わってる?


さっきもそんなこと言われたよね…


わたしは地味にショックを受けていた。


すると、頭の上にポンと手が置かれた。
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